「レモンのはちみつ漬け」を苦みなく美味しく作れる、簡単レシピをご紹介します!
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とても体に良く健康効果も抜群のレモンのはちみつ漬け。
大人から子どもまで幅広い人気がありますが、作り方によっては苦みが出過ぎてしまい、特にお子さんは食べづらかったりすることがあります。
そこで今回は、苦みなく美味しく作れる裏ワザも交えながら、レモンのはちみつ漬けを作っていきたいと思います!(^^)
レモンのはちみつ漬け作りの肝は「強い苦みを出さないこと」と「日持ちさせること」。
それさえ押さえておけば、作り方はとても簡単です♪
レモンのはちみつ漬けの詳しいレシピ
レモンのはちみつ漬け |
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ビタミンを多く含み、様々な素晴らしい健康効果のある「レモンのはちみつ漬け」。
そのままでも美味しいですし、ソーダ水で割ったり、お料理やお菓子作りに使ったりと大活躍してくれます。 |
材料 |
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作り方 |
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ポイント |
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苦みを抑える2つの裏ワザ
苦みを抑える裏ワザは、2つあります!
- 緑色ががったものでなく、熟した黄色いレモンを使う。
- 種をしっかり取り除く。
これが、レモンのはちみつ漬けを美味しく作る大きなポイントになります。
レモンの苦みの原因物質は「リモノイド」という成分。(そのリモノイドに含まれる「リモニン」という成分に特に強い苦味があります。)
リモノイドは柑橘類の果実に含まれますが、中でもレモンには特に多く含まれています。
けれども、リモノイドは、果実が熟すにつれて糖と結合し、だんだん苦味がなくなっていく性質があるため、熟したレモンを使った方が苦みが少なくなります。
レモン内側の白い部分に苦み無し
ちまたのレシピで、「皮の内側の白い部分が少ないレモンを使いましょう。」「レモンの皮の下の部分が苦いのでそれらを剥いて漬けると苦みが出ません。」と書かれていることも多いのですが、これは間違いです。
なぜなら、このレモンの皮の内側の白い部分を内果皮、英語でアドベド(albedo)と言いますが、広島大学が行った研究でレモンに含まれるリモニンの量を部位別に分析したところ、アルベドに含まれるリモニンはほとんどゼロ(測定検出限界以下)だったという結果が出ているからです。
つまり、皮の内側の白い部分(アルベド)は苦みにほぼ関係ないということになります。
◆上記、リモニン含有量に関する参考文献
苦みの一番の原因
逆に、種には特に強い苦みのあるリモニンが高濃度で含まれていることが多くの研究で示されています。
種こそが苦みを強くしてしまう原因となってしまうので、苦みを抑えるためには出来る限り種を取り除きましょう。
(参考:リモニン – Wikipedia)
日持ちさせて長期保存する方法
動画の中でもお話していますが、レモンのはちみつ漬けを日持ちさせて長期保存するために、大切なことは3つです。
これを守れば、大体6ヶ月くらいの長期保存が可能になります。
- 保存容器を事前に消毒しておく。
- 漬ける作業は、しっかりと消毒した手もしくはポリ手袋で行う。
- 冷蔵庫で保存。
まず、保存容器の消毒です。塩漬けであれば消毒はそれほど重要ではありませんが、はちみつ漬けの場合はしっかりと消毒しておいた方が安全で、保存性も高まります。
アルコールに耐えられる容器であれば、消毒用エタノールで消毒した後に水ですすいでも構いませんし、耐熱ガラス容器であれば、熱湯消毒を行っても構いません。それぞれの保存容器に応じて、しっかりと消毒を行っておきましょう。
また、漬ける作業を行う時には、手指の衛生面にも注意してください。これも石鹸で手を洗うだけでなく消毒用エタノールを用いたりすると安全です。(その後は水ですすぎましょう。)
心配な方は、レモンの洗浄やカットの段階から漬けるまで、ポリ手袋などを使用すれば、より確実です。
僕はポリ手袋を使用するまでやっていませんが、しっかりと長期保存できています。
(ここは、ご自身で判断くださいね。)
無農薬レモンを使う理由
レモンのはちみつ漬けは、栄養や健康効果がとても高い皮まで使っていただくものです。
輸入レモンのほとんどに、とても危険な農薬(ポストハーベスト=防ばい剤)が使われていますので、出来る限り国産無農薬のレモンを使うことを強くオススメします。
↑輸入レモンに使われている、防ばい剤・農薬の怖さ・・・
今回のレシピでは、種が驚くほど少なく、果実分や果汁か驚くほど多い、広島県・やまもと屋さんの無農薬レモンを使っています。
今回使った材料のお買い物はコチラが便利!
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