ナチュラルフードライフ、マイティのMasaです。
レモンをはじめ、”とある物質”を含むフルーツや野菜は、目や皮膚からの紫外線の吸収率を高めてしまうため、注意しないと、お肌のシミやソバカス、炎症、黒ずみ、シワなどを引き起こす原因となってしまうことをご存知ですか?!
以前に、レモンの記事をいくつか書いておりまして、僕MasaとDaiちゃんが使うレモンの多さをお伝えしましたが、今回は、そんなレモンなどを食べるタイミングで大切なことをお話しします。
これを知っているか知らないかで、体に良い影響をもたらしてくれるか、そうでないかが180度変わることになります!
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紫外線の感受性を高めてしまう物質、ソラレン
それでは早速、解説をしていきたいと思います。(^^)
レモンをはじめとした柑橘類、特定のフルーツや野菜には、「ソラレン」という物質が含まれています。
このソラレンは、「光毒性物質」とも呼ばれていて、紫外線の感受性を高める性質があり、摂取後に日光にあたるとメラニン色素をたくさん生成してしまう物質です。
ソラレンの光毒性でどうなるの?!
まず、僕たちがソラレンを含むフルーツや野菜を食べてから2時間くらいすると、全身の皮膚表面にソラレンが到達します。
そして、その状態で日光を浴びると、紫外線から発生されるエネルギーをソラレンが吸収、蓄積します。
その後、真皮と表皮下部に蓄積されたエネルギーが放出され、日焼けを引き起こします。短時間で比較的強い日焼け状態となるので、お肌にかゆみや赤みなどの炎症、シミ、色素沈着などの症状を引き起こします。
ちなみに、ソラレンを含む化粧品や、柑橘類を含むエッセンシャルオイル、アロマオイル(精油)などを肌に直接付けても、同様のことが起こります。
また、それだけではなく、皮膚がんに結びつくリスクも指摘されています。
ソラレンを含むフルーツや野菜
それでは、ソラレンを含むフルーツや野菜をみてみましょう。
ソラレンを含むフルーツ
ソラレンを多く含むフルーツの代表が、レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツなどの柑橘類です。後は朝に食べる習慣の多いキウイも含まれます。
- レモン
- オレンジ
- ライム
- グレープフルーツ
- すだち
- キウイ
- イチジク
- アセロラ
ソラレンを含む野菜
ソラレンを多く含む野菜の代表が、セリ科の野菜です。セロリやニンジン、パセリ、三つ葉、明日葉、パクチーなどが、セリカ科の野菜です。
セリ科以外には、キュウリや春菊などにもソラレンが多く含まれます。
- セロリ
- パセリ
- 三つ葉
- 明日葉
- パクチー
- キュウリ
- 春菊
- 野沢菜
- シソ
- ブロッコリー
ソラレンの光毒性の影響を受けない方法
「え?!体に良いフルーツや野菜と思っていたのに、食べてはいけないの?!」
と思うかも知れませんが、ご心配は要りません。
今からご説明する、ソラレンの光毒性の影響を受けない方法さえ知っていれば、大丈夫です!(^^)
実は、ソラレンには摂取後から影響を受ける時間があります。
ソラレンの作用時間=約7時間。
ソラニンを含む食べ物を摂ってから、吸収された後、およそ2時間で紫外線の吸収率がピークに達し、その作用は、5~7時間ほど続くとされています。
もし、朝食の7時頃にソラレンを摂ったとしたら、朝9時頃に紫外線の吸収率が高まり、お昼の2時頃まで続くわけです。
ということは、逆に・・・
夕方以降にソラレンを含むものを摂るようにすれば大丈夫なんです!!
もしくは、締め切ったお部屋など、陽の当たらない場所にいるのであれば、紫外線との反応はほぼありませんので、光毒性を心配する必要はないでしょう。
「ソラレン」と「朝のフルーツは金」
ヨーロッパには古くから、「朝のフルーツは金、昼は銀、夜は銅。」ということわざがあります。
フルーツは昔から、体に良いものと考えられていて、特に食べる時間帯は朝が良いとされてきました。
その後、その理由として、フルーツを食べるのは昼も夜も効果はあるが、朝起きたばかりのエネルギー不足の体に、フルーツに含まれる果糖などが効率的に吸収されエネルギーに変わり、同時に水分や、豊富なビタミンとミネラルも補給できて体が動きやすくなるため、朝に食べるのがより効果的であるから、と科学的に説明できるようになりました。
さらに、体には「補給・吸収・排泄」という3つのサイクルがあり、「午前4時~正午頃は体の排泄の時間帯」、「正午~午後8時頃は栄養補給と消化の時間帯」、「午後8時~午前4時は吸収と代謝の時間帯」といった具合に人間の体には時間によってリズムがあることが分かっています。
また、朝は体の排泄器官が働きが活発になり代謝酵素が働くことで、体に溜まった毒素や老廃物、疲労物質などを排泄する時間帯とされ、フルーツには酵素が豊富に含まれているため、まさに朝にピッタリだということも判明しました。
「朝のフルーツは金」は、科学的に証明されているのです。
余談ですが、それらに加えて現代科学では、フルーツには「ファイトケミカル(フィトケミカル)」と呼ばれる抗酸化力、免疫力のアップなど、健康の維持や改善に大きく役立つ健康成分が非常に多く含まれていることも次々に解明されています。
「え?それなのにソラレンを気にして朝にフルーツを摂っちゃいけないの?」
その答えは・・・
もうおわかりですね?(笑)
そんな、朝は金とされるほど体に良いフルーツですので、朝はソラレンを含まないものを摂り、夕方以降にソラレンを含んだフルーツを摂るというように、フルーツによって食べる時間帯を変えれば良いわけです。
ソラレンを含まないフルーツや野菜
ソラレンを含まないフルーツ
バナナやリンゴをはじめ、ソラレンを含まないフルーツは朝でも安心して食べられます♪
- バナナ
- リンゴ
- イチゴ
- 桃
- ぶどう
ソラレンを含まない野菜
根菜類はソラレンを含まない野菜が多いですね。
- 大根
- ゴボウ
- ニンジン
- カボチャ
- ネギ
- レタス
- キャベツ
- トマト
- スイカ
中でも、トマトやスイカは、食べる天然の日焼け止めと注目されていて、ソラニンとは逆に、紫外線の吸収を抑制してくれるので、朝に摂りたい食べ物です♪
朝のビタミンCもダメ?
「朝のビタミンCが紫外線の影響を受ける。」
「ビタミンCには光毒性があるから注意。」
などといった情報が流れてたりしているのを時折見かけますが、これは完全に間違っています。
あくまでも特定のフルーツに含まれるソラレンに光毒性があるわけで、ビタミンCそのものには、光毒性は全くありませんので安心してください。
結論:これさえ気を付ければ大丈夫!
これさえ、気を付けていれば大丈夫です!
レモンをはじめ、ソラレンと言う物質を含むフルーツや野菜は、出来るだけ夕方以降に摂るようにしましょう!
それぞれのフルーツや野菜には、体に役立つ栄養素がたくさん含まれていますので、今回ご紹介した正しい知識を身に付け、時間帯によって上手に使分けながら、ぜひ積極的に摂ってくださいね☆(^^)
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レモンの選び方にも注意が必要なので、こちらの記事もぜひ読んでみてください。(^^)